SPECIAL

只見線

 

このページでは、只見線復興応援に関する桐蔭学園鉄道研究部の活動を紹介します。

 

 桐蔭学園鉄道研究部と只見線

桐蔭学園鉄道研究部は、福島県と新潟県を結ぶJR東日本のローカル線「只見線」を応援しています。

JR只見線は2011年の「平成23年7月新潟・福島豪雨」によって橋梁流失などの甚大な被害を受け、途中の会津川口~只見間27.6キロで長期運休が続いていました。2017年に復旧が福島県とJR東日本との間で合意され、2022年に運行を再開しました。。顧問の山本英門が2015年から3年間只見町広報員(只見町ふるさと大使・任期終了後はふるさと応援団)を務めた縁から、毎年鵬翔祭で「只見線応援コーナー」 を作って復旧を応援してきました。

 

 

 会津越川駅ペーパージオラマ制作(2019年)

2019年には只見線の不通区間の会津越川(あいづこすがわ)駅のペーパージオラマを制作し、募金活動を行いました。ペーパージオラマとは、文字通り大半(時には100%)が紙で作られたジオラマで、厚さ0.3mmのケント紙をペーパーカッターで切り、地道にボンドで貼り合わせて作ります。結果として予想をはるかに上回る103082円の募金が集まり、福島県庁に届けました。

 

 

 キハE120形ペーパークラフト製作(2020年)

2020年には福島県只見線再開準備室からの依頼で、リニューアルした只見線の新型車両キハE120形のペーパークラフトを制作しました。このペーパークラフトは「小さな子どもでも楽しめ、かつ鉄道ファンもうならせる」をコンセプトに、初心者向けと上級者向けがセットになったものを製作しました。福島県庁で内堀正雄県知事を訪問し、ペーパークラフトを渡して活動報告を行うことができました。このペーパークラフトは「只見線応援団」加入の際にノベルティグッズとして配付されています。

 

 

只見線応援団のページはこちら

 

 只見川第六橋梁ペーパージオラマ製作(2021年)

2021年には豪雨災害で一部が流された「只見川第六橋りょう」のペーパージオラマを作成しました。ジオラマは幅約1メートル、奥行き約30センチ、高さ約40センチの大きさです。線路や橋にはケント紙、只見川や本名ダム、山々の木々や岩肌などには紙ねんどを使い、造形や着色を工夫して紅葉で色づいた山々や橋脚に遮られた川面のうねりなどを緻密に表現しました。

 

 

 

 只見線全線運転再開イベントで「くろがねの森鉄道 只見線」を運行(2022年10月)

2022年10月1日に只見線が全線運転再開する記念として、只見町で行われた「只見町水の郷うまいもんまつり」に参加し、「くろがねの森鉄道只見線」を運行しました。鵬翔祭に合わせて5インチ鉄道の只見線キハE120形車両を制作し、当日は只見町にレール他機材一式を持ち込んで運行しました。地元の小学生や地域住民の方に乗車してもらい、復旧の門出を祝いました。会場には内堀雅雄福島県知事が訪れ、「只見線の支援ありがとう!」と力強い激励をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちら(Twitter)に、実際のキハE120形車両と並走する動画がございます。ぜひご覧ください。


只見線全国高校生サミットで優秀賞獲得!(2022年12月)

2022年12月に福島県会津若松市2022年12月に福島県会津若松市で行われた第1回只見線全国高校生サミットのプレゼンテーション大会に参加し、優秀賞を獲得しました。この大会は、2022年10月に全線運転再開を果たしたJR只見線の利活用と地域振興について、高校生が企画発表を行うものです。大会では「郡山からの直通運転」「四季を感じる工夫」をメインとした新しい観光列車の企画を提案しました。審査員を務めた鉄道BIG4の1人南田裕介さんから「鉄道研究部らしいド直球の提案!」と評価をいただきました。プレゼン大会に向けて、10月には実地研修に参加して只見町の観光や食について学び、また実際只見線の運転再開区間に乗車して大いに理解を深めました。

 

全国高等学校鉄道模型コンテスト 会津川口駅のジオラマで審査員特別賞を受賞(2023年8月)

2023年8月に行われた第15回全国高等学校鉄道模型コンテストに「おかえりなさい!会津川口駅へ!~繋げ 只見へのレール~」を出品し、審査員特別賞、ベストライター賞を受賞しました。2011年の豪雨災害で不通区間となった会津川口~只見間が2022年10月に復旧し、全線運転再開したことを祝し、会津川口駅のジオラマを作成しました。ジオラマでは全線運転再開当日の様子が忠実に描かれ、駅のホームで全通を喜ぶ乗客や地元の人々の様子を再現しています。

その他のジオラマについてはコチラをご覧ください。

鵬翔祭での「只見線応援コーナー」をキハE120形バージョンにリニューアル(2023年9月)

毎年鵬翔祭のC棟企画では、「只見線応援コーナー」を作って多くの方に只見線をPRしています。2023年はイメージカラーをキハ40系の「白+緑」から、キハE120形の「ステンレス+緑+黄色」バージョンにリニューアルしました。このページ冒頭のキハ40系バージョンとの違いにご注目ください。応援コーナーの制作はOBのみなさんも手伝ってくれました。

只見線全線運転再開1周年記念イベントで再び「くろがねの森鉄道 只見線」を運行(2023年10月)

2022年10月1日に全線運転再開を果たした只見線。桐蔭学園鉄道研究部は福島県が主催する1周年記念イベントに参加し、昨年に続いて「くろがねの森鉄道只見線」を運行しました。今年も地元の小学生や地域住民の方に乗車してもらい、無事に1周年を迎えた只見線を多くの方と一緒に祝いました。また、内堀雅雄福島県知事が訪れ「いつも只見線を応援してくれてありがとう!」とねぎらいの言葉をいただきました。最後は知事も含めて全員で「只見線!大好き!」のコールで記念撮影をしました。

 

第2回只見線全国高校生サミットで優秀賞獲得!(2023年12月)

2023年12月に福島県会津若松市で行われた第2回只見線全国高校生サミットのプレゼンテーション大会に参加し、昨年に続き優秀賞を獲得しました。

この大会は、2022年10月に全線運転再開を果たしたJR只見線の利活用と地域振興について、高校生が企画発表を行うものです。大会では沿線地域の食を堪能できる観光列車「奥会津美食旅号」を提案しました。既存の車両とダイヤを最大限活用し、コストを抑えつつ沿線自治体の魅力を最大限発信できる企画です。惜しくも最優秀賞受賞とはなりませんでしたが、桐蔭学園鉄道研究部の只見線への思いを存分に伝えることができました。

(写真提供:福島県)

 

桐蔭学園鉄道研究部は、今後も只見線の支援を続けてまいります。
 只見線ポータルサイトもぜひご覧ください。