ハイスクール国際ジオラマグランプリで準グランプリを獲得!

 浜松市のザザシティ浜松で2023年3月24日~26日に行われた「第10回ハイスクール国際ジオラマグランプリ2023」にて桐蔭学園鉄道研究部が作成した「鬼怒川の風景」が準グランプリを受賞しました!

 高校生1名、中等生2名がメインメンバーとなって制作したもので、東武鬼怒川線鬼怒川公園駅近くの「ふれあい橋」周辺の風景を再現しています。もちろん電柱などほんの一部を除いて全て紙でつくられており、建物の内装なども作りこんでいます。

 建物はjw_cadを用いて設計しました。ホテルの看板やつり橋の塔も紙を切って作成しています。レーザーカッターでも切れないような0.5mm以下の繊細な作業でした。また、塗装は紙で作られていることを感じさせないような仕上がりになるよう心がけました。右奥の白い建物も、白い紙を使用していますが改めて白い塗料を塗っています。

 川は絵の具や専用のジェルを活用して鬼怒川の急な流れを表現。「川下り」の舟も再現されています。岩には本物の石を使用しリアリティを追求しています。

 内装や橋の模様などはAdobeを用いてデザインしました。画像を印刷するのではなく、Adobeでデザインすることで細部まで表現することに成功しています。内装を制作することで建物内部に紙が入り、補強にも一役買っています。ペーパージオラマは紙の性質上時間が経つと歪んでしまうことがありますが、しっかりと補強して長期間の展示にも耐えうる作品としています。

 

 こちらの作品はザザシティ浜松内の「浜松ジオラマファクトリー」にて2024年3月(予定)まで展示されます。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

 順位の詳細などはこちら→ハイスクール国際ジオラマグランプリ公式サイト

 

 高校58期・中等18期の部員が引退し、活動人数も減少したなかでの制作でしたが、準グランプリという結果となり大変嬉しく思います。これからもさらに良い作品を制作できるよう活動に励んでまいります。桐蔭学園鉄道研究部のペーパージオラマにご期待ください。

2023年03月27日